まず前提として、広告の費用対効果の低下があります。
テレビを見ている時、スマホを見ている時、電車内、駅周辺など、隙間なく色々な広告を目にする時代です。
例えば、ここ一週間で見た広告をいくつ覚えていますか?
また、それによって購入(サービス利用)まで至ったことはありますか?
なるべく興味を持ってもらい購入に繋がるようにターゲットはある程度セグメントされているはずですので、もちろんゼロではないと思いますし、エンタメ性やブランディング、営業支援、認知拡大のためなど、必要な場面も当然あります。
情報収集と比較検討
「広告で商品・サービスを知る」→「ホームページやSNS、口コミを調べる、誰かに聞く」
「店頭で商品を知る」→「ホームページやSNS、口コミを調べる、誰かに聞く」
「キッカケ」から即購入もありますが、現在はモノが溢れており、1社独占の商品はほぼありません。
必ずと言っていいほど、情報収集をして比較検討します。
オウンドメディアについて
自社で保有するメディアをオウンドメディアといいます。
ホームページやブログサイトがこれにあたりますが、アーンドメディアといわれているSNSも自社メディアの立ち位置で運用することができます。
インターネットの利用のほとんどが課題解決となります。
なにか知りたい事があるときに、Google、SNS、YouTubeでの検索は誰もが日ごろから慣れ親しんでいる行動かと思います。
事例
私自身の体験談で、極端な例ですが、freee株式会社さん。
個人事業主として活動するにあたり、手続きやら税金やら、色々なことを調べることとなりました。
(それによりGoogleのアルゴリズムが働いて、会計ソフトや銀行やらの広告が常に出てくるようになりました。。まぁ、非常に優秀ですよね。)
なるべく時間をかけずに、簡単に理解したいという事で、freeeさんが書いているネットの記事や出している動画にたいへん助けられました。
freeeは元々会社勤めの時に利用しているものもあり、馴染みはありましたが、それ抜きにして、親切でわかりやすいメディアに感動しました!
まさにプロの仕事。
安心感と信頼性で、会計ソフトを契約しました。
他にもたくさんの記事があり、競合社もありましたが、情報の質がまったく違いました。
〇〇経済圏という言葉がありますが、今後、この領域でなにか困ったことがあったらとりあえずfreeeということで、まんまとファンになっているわけですが、これはマーケティングの観点ですごく勉強にもなった体験でした。
ファンコミュニティを作る
有益な情報を発信し続けるメディアでファンを獲得することが重要です。
プッシュ型の広告でも課題解決型やビフォーアフターなどがありますが、業界のプロだからこそのアドバイスや啓蒙など、メディア運用の幅は広く、ファン化することによりコストパフォーマンスも上がります。
一番大事なのは双方良しの関係を作ること。
一方的な情報発信では、受け入れられません。
誰もが手軽にインターネットで情報発信ができるようになった昨今、正確性も求められるようになっており、広告色を感じると直ぐに離れていきます。
時間はかかりますが、メディアとしての価値を高く維持できれば、潜在層へのリーチも容易となり、広告効果を上回る時が来るはずです。
さらに、それは一過性のものではなく、企業の財産となるもの。
できるところから少しずつでもぜひ始めてみてください!