YouTubeの現状
現在、YouTubeは国内だけでも7,000万人以上の利用者数を有しています。
年々その利用者数は増加しており、これに伴いYouTuberとしての活動を考える方も増えています。
ただし、2023年8月までは、収益化条件が厳しく、チャンネル登録者数が1,000人以上など、多くのYouTuberが収益化に到達するのに苦しんでいました。
しかし、最近の収益化条件の変更により、チャンネル登録者数が500人以上でよくなり、ハードルが低くなりました。
この変更内容を具体的に比較し、どのように変わったかを説明します。
以前、2023年8月までの収益条件では、全体のチャンネルのうち約15%しか収益化できておらず、残りの85%のチャンネルはまだ収益化していませんでした。
しかし、今回の変更により、「チャンネル登録者数が500人」など条件が緩和され、YouTubeの収益化のハードルが下がりました。
新しい収益化条件
◆YouTubeの新しい収益化の条件
・チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&公開ショート動画の視聴回数が300万回以上（過去90日間）
または
・チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&有効な公開長尺動画の総再生時間が3,000時間以上（過去1年間）
大きな変更点は、チャンネル登録者数が500人以上になり、これまでの収益化条件の半分になったことです。
また、「有効な公開動画を3本以上アップロード（直近90日間）」という条件が新たに加わりました。
動画の長さによって、収益化条件が異なる点にも留意が必要です。
◆これまでの収益化の条件
次に、これまでの収益化の条件について見ていきます。
＜YouTubeの収益化条件＞
・チャンネル登録者数1,000人以上&直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数1,000万回以上
または
・チャンネル登録者数1,000人以上&直近12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が4000時間以上
◆広告収入を受け取る条件
ですが、YouTubeの広告収入は引き続き、下記を満たさなければ受け取れません。
・チャンネル登録者数1,000人以上&直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数1,000万回以上
または
・チャンネル登録者数1,000人以上&直近12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が4000時間以上
そもそも前提としてYouTubeの収益化の方法は、大きく分けると4つに分かれます。
①広告収入
②YouTubeプレミアムの定期購入
③（ライブ配信などでの）スーパーチャット
④YouTubeショッピング機能
今回の収益化条件の緩和によって、チャンネル登録者数500人から収益化できるようになったのは、「スーパーチャット」や「YouTubeショッピング機能」などになります。
ただし、「広告収入」や「YouTubeプレミアムの定期購入」に関しては、引き続きチャンネル登録者数1,000人以上が必要となりますので、ご留意ください。