SNS広告は、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどのSNSプラットフォームに配信される広告を指します。
これには、SNSのタイムラインやストーリーズ、おすすめアカウント欄に表示される広告などが含まれます。
これは、検索結果に連動して表示されるリスティング広告と同様に、「運用型広告」と呼ばれ、1日の予算、目標、クリエイティブ、配信フォーマットなどの改善を行いながら、広告効果を最大化させています。
目次
◆SNS広告のメリット
①ターゲティングの精度が高い
SNSはユーザーがアカウント登録時に年齢、性別、勤務先、役職、学歴、趣味などの個人情報を入力することが求められます。
これに加えて、いいね、シェア、動画再生などのSNS上の行動データを活用することで、詳細なターゲティングが可能となります。
②潜在顧客にリーチができる
SNS広告は、リスティング広告とは異なり、検索やサイト訪問といった能動的な行動を取らないユーザーにも広告を発信できる「プッシュ型」の広告です。
自社の商品を認知していない「潜在層」にリーチすることができ、商品認知の拡大やブランディングに効果的です。
③ユーザーに受け入れられやすい
スマートフォンやタブレットの普及により、人々の情報の摂取量は急速に増加しました。
このため、企業が消費者に向けて行う一方的な広告コミュニケーションは、しばしば「嫌悪感を覚える」など、効果が不足しています。
SNS広告は「プッシュ型」の広告であるにも関わらず、ユーザーのタイムラインに自然に馴染みやすく、さまざまな戦略的手法が活用されるため、ユーザーに比較的好意的に受け入れられる傾向があります。
◆どのSNS広告を使用すればいいのか?
Facebook広告は、日本のアクティブなユーザーアカウント数はTwitterやLINEに劣りますが、実名制でターゲティングの精度が高いため、多くの企業の広告配信に活用されています。
また、Facebookと同一の管理画面で出稿が行えるInstgram広告も、 ターゲティング精度に加えて、視覚的にユーザーに訴えることができるので、化粧品やファッションブランドの認知拡大やブランディングに活用されています。
現段階では、Facebook広告とInstagram広告の2つがSNS広告の中心になっています。
◆Facebook広告およびInstagramの特徴
①実名制SNSのためターゲティング精度が高い
Facebookと他のSNSで異なる点の一つとして、「実名登録をするユーザーがほとんど」という特徴があります。
ユーザーは自身の住所や出身学校、家族構成などをSNSアカウントに登録するので、それらの情報を基に非常に高精度なターゲティングを行えます。
InstagramアカウントとFacebookアカウントを相互に連携させているユーザーも多く、Instagramへ広告配信する際にも高いターゲティング精度のもと配信可能です。
②より高精度なリターゲティング広告を配信できる
FacebookやInstgramではログインをして利用するため、ユーザーIDをベースにWeb上での行動履歴が蓄積されていきます。Google 広告など他の広告媒体ではログインしない状態で利用するユーザーも多く、そうした場合よりもより正確な情報をもとにターゲティングができるので、リターゲティング広告の配信もより正確です。
③少額から出稿ができる
Facebook広告は1日あたり数百円など、かなり少額からの配信も可能です。
④多様な掲載場所
Facebook/Instagram/Messenger/Audience Networkの4つに配信が可能です。
⑤若年層や女性ユーザーにリーチできる数が多い(Instgramのみ)
化粧品や美容グッズ・ファッションなど女性向けの商材との相性が良いのが特徴です。
◆最後に
SNS広告はコストを抑えながら多くの人にアプローチでき、情報を拡散する能力があります。
また、高度なターゲティングが可能なため、自社の目的やターゲットに適した媒体を選択して戦略的に運用することが重要です。
自社の目的やターゲットに合う媒体を選んで運用しましょう。