LINEスタンプの作成方法について

LINEユーザーにとって、スタンプは欠かせない要素の一つです。
スタンプはユーザー間で頻繁に使用され、企業がプロモーションやサービスの認知度向上に効果的なツールとなっています。

LINEスタンプの種類について

LINEスタンプで企業が活用できるものは、有料販売スタンプ・プロモーションスタンプ・クリエイターズスタンプの3種類があります。
ただし、友だち登録を増やすためのプロモーションスタンプを提供する際には、高いコストがかかることが課題となります。
※LINE公式アカウント(初期費用800万円 + 月額250万円)と配信費(2,000万円~)が必要

この課題を解決するためにおすすめしたいのが、LINEクリエイターズスタンプとしての販売です。


LINEは、スタンプを自由に作成して販売できる「LINE Creators Market」というプラットフォームを提供しています。
ここで販売されているLINEスタンプが「クリエイターズスタンプ」です。
LINE Creators Marketに登録するだけで、個人や企業を問わず誰でも自作のスタンプを販売できます。

企業がクリエイターズスタンプを取り入れる一番のメリットは?

配信にかかる費用を安く抑えることができる点です。
プロモーションスタンプを作成する費用は、すべて含めると安くても約3,000万円必要となります。
しかしクリエイターズスタンプの場合は、登録・事前審査や販売に費用は発生しません。
あえて言えば、作成する際のデザイン費などでしょうか。
また、スタンプを配信しユーザーに利用してもらうことで自社キャラクターや企業の認知度UPにつながります。
以上をふまえて、今回は一番低コストで始めやすいクリエイターズスタンプの作り方を紹介します。

<LINEクリエイターズスタンプ販売までの流れ>

①スタンプのデザインの作成

まずは販売するスタンプのデザインを決めます。
スタンプ登録に必要な画像は、メイン画像1個、スタンプ画像(選択式)、トークルームタブ画像1個です。

サイズはそれぞれ、メイン画像は横240px×240px、トークルームタブ画像は横96px×縦74pxという規定があります。
また、スタンプを登録する際に、クリエイター名、スタンプ名、スタンプの説明文も必要です。
〇スタンプの個数:8/16/24/32/40個から選択
〇最大の大きさ:横370px縦320px
〇背景の透過が必要
〇日常の会話やコミュニケーションで使いやすいもの、表情やメッセージが分かりやすくシンプルなものが推奨

また、2023年12月時点では、従来のスタンプの他、アニメーションスタンプやメッセージスタンプなども作成できます。
必要個数やサイズなど、それぞれ作成ルールが異なるので、制作ガイドラインで確認してください。

参考:
https://creator.line.me/ja/guideline/messagesticker/

②クリエイター登録

スタンプのデザインが完了したら、販売手続きに移ります。
手順1:LINE Creators Marketページ内の、「登録はこちら」のボタンをクリックします。

手順2:LINEアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
(PCからのログインも可能です)
手順3:必要情報の登録をします。利用規約に同意し、氏名やメールアドレスなどの必要事項を入力します。
手順4:クリエイター登録が完了したら、登録完了画面からマイページに入ってみましょう。
手順5:マイページからアカウント設定のページに入り、振込先などの情報を入力します。
手順6:作成したスタンプの登録をします。

新規登録から、スタンプの詳細を入力していきます。
スタンプ名とスタンプの説明は、英語がデフォルトとなっていますので、まずは英語で入力します。
日本で販売したい場合は、言語を追加というところからJapaneseを選んで追加し、日本語の入力もしましょう。
手順7:作成したスタンプ画像、タグ設定、価格販売情報を登録します。

③審査

スタンプ登録と、必要な情報の入力後、スタンプ画像などの登録画面の右上にあるリクエストをクリックして審査のリクエストをします。

2023年12月時点では、審査が完了するまで約2日間程度とされております。
また販売エリアを増やすと審査項目が増え、審査が通らない可能性が高まるため、販売エリアは最小限にすることが推奨されています。
無事に審査が通れば、好きなタイミングでリリースできるようになります。

販売価格は120円 / 240円 / 360円 / 480円 / 600円から設定可能です。
あらかじめ登録した口座に売上の50%が振り込まれます。
※ただし、Apple、Google等の手数料30%を除いた金額となります。

LINEは今や日常のやりとりに不可欠な存在となり、そのユーザー数の増加に伴い、スタンプ市場も大きく膨らんでいます。

ユーザーが共有しやすい話題性のあるスタンプを販売すれば、これまでターゲットにしていなかった若年層などにも素早く広がる可能性があり、効果的なプロモーション手法となります。

紹介したクリエイターズスタンプは、ほぼゼロのコストでスタンプを提供できる利点があります。
これを積極的に取り入れてみることで、新しい展開やコミュニケーションの幅が広がることでしょう。
ぜひその可能性を探ってみてください。